映画「少女」で発見したネクストブレイク(!?)女優
飯村未侑、その素顔にフォーカス!
10月8日(土)公開に迫った映画の中でSJが目を付けた女優・飯村未侑って、何者?
主演・本田翼、山本美月という豪華キャスティングで話題になっている当映画だが、その中で、気になる少女を見つけた。
それが彼女、飯村未侑。
普段の自分とは大きくかけ離れた性格の人物を演じるにあたって、彼女が思ったこととは。
また、素顔の彼女について、STREETJACKが掘り下げていく。
「人が死ぬ瞬間を見てみたい」
映画『少女』は、そんな願望を抱えた、2人の女子高生が主人公の物語だ。思春期ならではの心の闇、そして社会の闇が描かれた壮絶なストーリーと、主演の本田翼、山本美月の鬼気迫る演技ぶりは、試写の時点から話題となっている。
その映画の中で、“いじめっ子役”として登場しているのが、現在ネクストブレイクに顔を出してきそうな気になる女優・飯村未侑(いいむら みゆう)。その可憐なルックスとは正反対の役柄を演じた彼女にインタビューを行った。
――どんな役を演じているのか知らずに試写を見に行って、見た目の印象とは真逆の役で驚きました……! 今回の役を演じてみてどうでしたか?
飯村 人間の闇を感じるダークな役柄だったので、最初は演じられるかどうか不安もありました。演じているときも、普段の飯村未侑に戻っちゃうと、「ごめんなさい!」って心が痛んじゃうんです。だから自分の中の「この人のこういう部分は嫌だな」という感情をかき集めて、役である“萌”に飲み込ませて演技をしていました。
――しかも、いじめるときに笑っているようなシーンも結構ありましたよね。
飯村 監督からも「もっとうるさくしていいよ」とアドバイスをいただいたので、常にハイテンションでいることをは心がけていました。いじめている側の人達は、それをストレスのはけ口にしているんだろうし、「次、自分がいじめられるかもしれない」という恐怖も抱えているんだろうな……とも感じました。
――笑顔で優しい言葉をかけておいて、急に表情を変えて、ひどい言葉を浴びせたりする場面も怖かったです。
飯村 ギャップとか落差を見せてほしい、ということは監督からも言われていました。その場面では、周囲にエキストラの方がたくさんいたんですが、言葉のあまりの壮絶さに「ひぇ」って悲鳴が上がっているのが聞こたりしました。
――自分の高校時代とは、相当にかけ離れた役だったんじゃないでしょうか?
飯村 そうですね。映画の舞台はお嬢様の女子校でしたけど、私は共学でしたし、私のまわりは平和でしたね。映画の中みたいに「ごきげんよう」という挨拶もしたことがないですし、どちらかというと活発なタイプの女子でしたから(笑)。本当に自分の高校生活とは180度反対の世界でしたが、少し歯車がズレただけで、こういう世界になっちゃうのかも……とも感じましたね。
――かけ離れた世界のようでいて、意外と身近にあるものなのかも……という怖さも感じる映画ですよね。
飯村 そうですね。登場人物たちが抱える心の闇には、自分にもどこか重なるところがありましたし、見ている人もそう感じる部分があるんじゃないかと思います。そういった怖さを感じながら、後半は「こことここがつながるんだ!」という展開もある映画なので、ぜひ劇場で観ていただきたいです。